【WooCommerce】自作テーマが参照するテンプレートは?
2020年4月2日
WordPressでECサイトが作れる無料プラグインWooCommerce。子テーマを自作したり、既存のテーマをWooCommerceに適用させる方も増えているようです。当記事ではWooCommerceの商品ページやカテゴリ一覧ページがどのテンプレートを参照するかについて解説します。
当記事の環境:WordPress バージョン 5.3.2、WooCommerceバージョン 4.0.1
WooCommerce対応テーマの作り方
WooCommerce対応テーマを自作する、または既存テーマをWooCommerce対応にする方法はWooCommerce公式のドキュメントで説明されています。
Third party / custom / non-WC theme compatibility(英語)
日本語でも多くの方が記事を書いてくださっています。「Woocommerce 自作テーマ」で検索すると日本語の記事がたくさんヒットします。
そこで紹介されている方法は大体以下のような手順です。
- page.phpをコピーしてwoocommerce.phpというテンプレートを作る
- woocommerce.phpを開き以下の記述を削除し、
<?php if ( have_posts() ) : while ( have_posts() ) : the_post(); ?>
<?php endwhile; endif; ?>
以下の1行を挿入する。
<?php woocommerce_content(); ?>
- WooCommerceサポートを宣言する。
具体的にはfunctions.phpに以下のコードを追加する。(add_actionとfunctionの上下が逆の場合もあります。)add_action( 'after_setup_theme', 'woocommerce_support' ); function woocommerce_support() { add_theme_support( 'woocommerce' ); }
- woocommerce.phpとfunctions.phpをテーマディレクトリにアップロードする。
以上で、あなたのテーマがWooCommerceのテーマになりました。
WooCommerceサポート宣言の確認方法
WooCommerceサポート宣言とは「このテーマはWooCommerceをサポートしています」という宣言です。管理画面の WooCommerce > ステータス から確認できます。ステータス画面のかなり下の方に「テーマ」という項目があります。
もし、現在のテーマがWooCommerceサポート宣言されていなければ赤字で「宣言されていません」と表示されます。
上記手順3のようにサポート宣言をすると以下のような表示になります。
参照されるテンプレートを変えたい
以上ご紹介した手順をおこなうと、WooCommerceで作られるページはを商品一覧ページもカテゴリ一覧ページも商品詳細ページも、みんなwoocommerce.phpが参照されます。
そんなのイヤだ!私はどうしても商品一覧ページと商品詳細ページのテンプレートを分けたい!
という場合は、woocommerce.phpの代わりに、single-product.phpとarchive-product.phpを作成します。方法は上記手順の1と同じです。その後single-product.phpとarchive-product.phpをお好みに編集します。
WooCommerce関係テンプレートまとめ
本記事でご紹介した内容を表にまとめました。
ページ種類 | URL | woocommerce.phpがあるとき | woocommerce.phpがないとき |
ショップのトップページ | https://yoursite/shop/ | woocommerce.php | archive-product.php |
カテゴリ一覧ページ | https://yoursite/product-category/カテゴリスラッグ/ | woocommerce.php | taxonomy-product_cat.php archive-product.php |
タグ一覧ページ | https://yoursite/product-tag/タグスラッグ/ | woocommerce.php | taxonomy-product_tag.php archive-product.php |
商品詳細ページ | https://yoursite/product/商品ID/ | woocommerce.php | single-product.php |
※複数のテンプレートがある場合は上が優先されます。
※そのテンプレートが無い場合はplugins/woocommerce/template 内のテンプレートが参照されます。
参照サイト
当記事では以下のサイト参照いたしました。制作者に感謝いたします。
Third party / custom / non-WC theme compatibility(英語)
WooCommerceのショップページを既存テーマでカスタマイズする最も簡単な方法
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