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【急いでいる人向け】Googleアナリティクスのイベントとキャンペーン

2017年10月27日

当記事はGoogleアナリティクスについて一通りの知識がある急いでいる人向けに書いています。つまり、Googleアナリティクスの基本的な実装方法や、使い方は書いていません。

ところで「急いでいる人」って一体誰?という疑問ですが、大抵の場合は自分です(笑)
それでも「あー、Googleアナリティクスはずっと使っていて、イベントトラッキングの実装も何度もしてるけど、毎日はしないから、えーっとどうするんだったっけ?…」ってなってる人、そしてサイト内の行動をトラッキングする「イベント」と、Web以外からの流入をトラッキングする「キャンペーン」が一つのページにまとまってたらいいのに、と常々思っている人は参考にしてください。

イベント・トラッキング

イベントトラッキングの基本的なコードは

onClick="ga('send', 'event', 'カテゴリ', 'アクション', 'ラベル', true);"

カテゴリ、アクション、ラベルは任意に設定できます。ラベルはイベント個別のユニークな文字列にするのであまり問題にはなりませんが、グダグダになりがちなのはカテゴリとラベルです。

カテゴリ=何を(対象)、アクション=どうする(行為)と考えるとわかりやすいです。
例えば
「ボタン」を「クリックする」なら、カテゴリ’button’、アクション’click’
「PDF」を「ダウンロードする」なら、カテゴリ’pdf’、アクション’download’
といった具合です。
そして、ラベルはボタンやPDFの名前です。たいていは日本語にしています。

これを、aやinputタグに付けます。

<a href="hoge.pdf" onClick="ga('send', 'event', 'banner', 'click', 'おすすめ', true);">

キャンペーン―Web以外のメディアからの流入を計測

Webサイトからやってきたユーザーは、検索(organic)や外部サイト(referral)から来たことがわかりますが、印刷物やメールに貼ったURLから訪れたユーザーは、すべて直接(direct)アクセスしたことになります。
これだと、印刷物の宣伝効果が測れない―そんなのイヤだ!計測したい、そんなときにも方法があります。
URLの後ろに「?」で繋いで「utm_source」「utm_campaign」「utm_medium」を付けます。

http://サイトのURL?utm_source=媒体名&utm_campaign=キャンペーン名&utm_medium=媒体の種類

キャンペーンURLはこちらで作成することもできます。
https://ga-dev-tools.appspot.com/campaign-url-builder/

Campaign URL Builder

例えばこんな風になります。

 http://サイトのURL?utm_source=schedule&utm_campaign=201708&utm_medium=print 

上のコードでは
utm_source(媒体名)= schedule
utm_campaign(キャンペーン名)= 201708
utm_medium(媒体の種類)= print(印刷物)
となります。

でもこんなに長くて「?」や「&」が入っているURLってなんだか怪しいですね。入力もたいへん。なので、私たちは印刷物にはQRコードを貼り付けています。

Google アナリティクスで確認する

では、キャンペーンURLからのアクセスが反映されているかGoogleアナリティクスで確認してみましょう。
まず、集客>すべてのトラフィック>参照元/メディア を選択します。

Googleアナリティクス-集客

google、yahoo、facebookなど参照元ウェブページが並ぶ中、schedule/print と表示されているのがわかります。このように参照元として source/medium という形式で表示されます。

さらにキャンペーン毎のアクセス数を調べるには schedule/print をクリックし、移行した画面で セカンダリメディション>広告>キャンペーン を選択します。

Gpogle アナリティクス

utm_campaign別の表示に変わります。

Googleアナリティクス

最後に

イベントトラッキングでウェブサイトを訪れるユーザーの動向を知ったり、キャンペーンURLでさまざまなメディアの広告効果を計測してみると、ビジネスチャンスのヒントがあるかも知れません。

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